【産経抄】３月４日

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　日本で初めて本格的「院政」を敷いたのは平安後期の１０８６年、上皇となった白河天皇である。第２皇子からわずか８歳で即位した堀河天皇の後見人として政務をみた。その後も鳥羽、崇徳と都合３代の天皇の時代に「白河院政」が続く。　　▼「院政」は若い天皇の外戚（がいせき）として権力をふるう藤原氏の勢力を排除するための「知恵」だった。その狙いはみごとに成功する。「意のままにならないのは鴨川の水と比叡山の山法師、それに双六の賽（さい）だけだ」と述べたという「三不如意」伝説は白河院政の強力さを物語っている。　　▼その「院政」の文字を新聞で見かけた。ロシア大統領選で、メドべージェフ第１副首相が当選した。だが４２歳の新大統領は５５歳のプーチン現大統領の忠実な部下だった。しかもプーチン氏が首相として政権に居座る。これではプーチン氏による「院政」だというのだ。　　▼さらにプーチン氏は１期（４年）だけ空ければ、もう一度大統領に選ばれることも憲法上可能である。そのための「院政」といった見方もある。日本の歴史の上ではむしろ例外的だった「院政」と比べ、こちらはもっとしたたかで、不気味なにおいがしてならない。　　▼むろんロシアも今や「民主主義」を標榜（ひょうぼう）している。その国民が選んだ体制であれば文句を言う筋合いではない。ただ経済の好調をバックに、プーチン政権に痛い目にあわされてきた周辺国や西欧諸国にとっては、何ともやっかいな「院政」に見えるのだ。　　▼特に日本にしてみれば、北方領土を返す意思などまったく見られなかったプーチン氏の力がいつまで維持されていくのか、大いに気になる。少なくともその意のままに動かされてはなるまい。「不如意」のひとつとなる覚悟が必要なのである。　

この日、清徳丸と同じ新勝浦市漁協所属の漁師たちが漁港に集まったのは午前３時前。
防衛省幹部は、このうち清徳丸とみられる漁船には、船体左側の「赤」の灯火と中央マストの「白」の灯火が付いていたことも認め、あたごに回避義務がある可能性が高まっていた。
また、法案原案には、国家公務員人事を一元的に管理する組織の設置も盛り込まれた。
これに関連し、米政府は、ハワイ西方の広い海域で、現地時間の午後４時半（日本時間２１日午前１１時半）から２時間半、船舶や航空機に退避するよう警告しているという。
コソボ北部では、１９日に境界検問所２か所がセルビア人の集団に放火されたばかり。
市は大井プール跡地に、女児を慰霊する碑石やプレートの設置も検討していたが、遺族の意向を踏まえて取りやめた。
日米両国政府で最終調整し、同日午後に正式発表する。
男性は、１月末から同病院に入院。
２隻は６月までの派遣期間に、海上阻止活動（ＭＩＯ）に参加中の米英仏パキスタンなど６か国の艦船に燃料と水を補給し、次の艦船と交代する予定だ。
起訴状によると、ネベス被告は０６年１２月１８日、以前交際していた焼津市のブラジル人派遣会社員ミサキ・ソニアさん（当時４１歳）に同棲(どうせい)関係を解消されたことに腹を立て、ミサキさんの自宅などでミサキさんと長男ヒロアキ君（同１５歳）、二男ヒロユキ君（同１０歳）の３人の首をひもで絞めて殺害した。
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堀江被告の審理は数回で終了し、夏ごろまでには判決が言い渡される見通しだ。
ずきずきと全身が痛み、発熱し、ときに夜も眠れないことを◆木の丈は憎しみの丈でもある。
その緑色の光が事故１分前に動き出したため、あたごが急制動をかけたが、４時７分に衝突したと説明していた。
海上自衛隊のイージス艦衝突事故で、千葉県漁協組合連合会の関係者が２２日、防衛省で石破防衛相と面会し、正確な情報開示や再発防止などを要請した。
郷里の山形市で生涯を暮らした歌人・結城哀草果の１９３５年の作品には、「凶作地」「凶作」などをテーマにした、農村の貧窮ぶりを詠んだ歌が目につく◆「五百戸の村をしらべて常食に白米食ふが十戸ありやなし」「食物は味ふよりも腹ふさぐ糧とぞおもふかりそめならず」「雪ふりし山にのぼりて草根ほり木の実をひろふ獣のごとく」◆陸軍の青年将校らが決起し、政府重臣を次々と襲った２・２６事件は、この翌年に起きた。
米大統領選
二度と漁民が不安で仕事が出来ないようなことをやってもらっては困る」と原因究明と再発防止を強く求めた。
国土交通委では、首相は西銘恒三郎氏（自民）の質疑で、１９９１年の湾岸戦争当時、自民党幹事長だった小沢民主党代表が石油臨時特別税の創設にかかわったと指摘。
米国の「サブプライムローン」問題が深刻化し、米国経済が揺らいでいる。